ダイヤモンドの選び方〜実技編


ダイヤモンドのルース(裸石)の場合で

考えてみます。

注)ダイヤモンドのルースは
ケースに入っています。

【前提条件】

(1)なるべく自然光に近いところでみる。

お店によっては室内が暗く、強いライトを
あてているところがあるので注意です。
自然に光りで見ることが一番よくわかります。

(2)ダイヤモンド自体が汚れていないこと。

ダイヤモンドは油になじむ性質があります。
リングになっている場合も皮脂で汚れていたら
綺麗かどうか判断できません!

 
【ダイヤモンドの見方〜ステップ1】

ダイヤモンドのケースを
まず手にとって、ぱっと見た印象で判断。

もちろん、ダイヤモンドを見慣れていないと
あまりピンとこないかもしれません。

でも、ジッとしばらく見ていると
ハッとくるものがあると思います。


【ダイヤモンドの見方〜ステップ2】

 ケースをグルッグルッと回してみる。

これにより、
ダイヤモンドの暗い部分と明るい部分が
万華鏡のように映し出されます。

また、ダイヤモンドの端から出る虹色の美しさが
引き出されます。

このモザイク模様の美しさや虹色の美しさで
キレイさを判断します。

ダイヤモンドは天然のもの。

ふたつとして同じものはありません。

ケースを回しながら
直感で「キレイ!」と思うものが
きっとあるはずです。

貴女だけの運命のダイヤモンドです!!

できたら
ケースから出して
指と指の間にダイヤモンドを乗っけてみることも
一つの方法です。

これで、ダイヤモンドと素肌が触れたときの
感覚も確かめることができますし、
リングにしたときの指との相性も確認することができます。
単純な作業ですが、
ダイヤモンドの美しさを判断する助けに
なることでしょう。 

 

ダイヤモンドの見方〜考え方

ダイヤモンドはどうみるのか。

それには、ダイヤモンドはどうして輝くか
を考える必要があります。

ダイヤモンドの輝く理由。

ダイヤモンドの輝きは、
(1)ブリリアンス
(2)ディスパージョン(ファイア)
(3)シンチレーション

この3つのバランスによって輝きます。

まず最初の

(1)ブリリアンス

光がダイヤモンド内に入射して、
中で内部反射して輝きとして外に出る輝きのこと。
イメージしにくいかもしれませんが、
わかりやすくいうとパッと見たときの輝き
といったところでしょうか。

(2)ディスパージョン(ファイア)

ダイヤモンドの端(クラウン)から出る虹色の輝きのこと。
七色の輝きといったほうがイメージわきやすい
かもしれませんが、その美しさのことです。
ファイアともいいます。

(3)シンチレーション

光のきらめき。
部分的に現れる明るい部分と、暗い部分の
相対的な大きさとコントラスト(パターン)のことです。
ダイヤモンドを見ると万華鏡のように暗い部分と
明るい部分が入れ替わり立ち替わり変化します。
その美しさの事です。

ブリリアンス、デイスパージョン、
シンチレーション。
この3つのバランスを見て
美しいかを判断します。

 

 

美しいダイヤモンドとは?

ダイヤモンドを自分の目でみて美しい!
と思うものを選ぶのがいい
と申し上げましたが、

どうやって見るのか。

ダイヤモンドの見方について
お話ししたいと思います。

その前に、

ダイヤモンドの美しさは
どうやってきまるのか?

これを考えてみます。

美しいダイヤモンドとは?

諏訪恭一氏の

「宝石1 品質の見分け方と価値の判断のために」
からの引用です。

「美しい輝き」は素材の善し悪しとカットで
決まります。

 つまり
良い原石に優れたカットが施されたものが
美しい輝きをもつダイヤモンドになるわけです。

ダイヤモンドの素材は大事。
綺麗な形の原石を適切にカットするのが
美しいダイヤモンドになる訳です。

「じゃあ、良い原石ってどうやってわかるの?」

いい質問です。

我々が目にするダイヤモンドは、カットが施されたもの。
カット後なので、残念ながら原石の形は分かりません。

そこで、ダイヤモンドの見方について
お話ししたいと思います。

【問題】どれが一番美しく見えるでしょう?

さてここで問題です。

【問題】

3つのダイヤモンドがあります。

ア)0.3ct D VS2 EX
イ)0.3ct F VVS1 EX
ウ)0.3ct E VS1 EX

どれが一番美しく見えるでしょうか?
【ヒント】

ア)カラーはDと最上級。
イ)クラリティはVVS1。3つの中では一番良い。
ウ)カラーとクラリティはアとイの中間。

【答え】どれが一番美しく見えるでしょう?

答えは、

 

これだけでは選べない。
実際に実物を見ないと。

でした。

 

意地悪な問題ですいません。

 

この問題は、ダイヤモンドの美しさ
について分かっていただくための問題でした。

ダイヤモンドの4Cというのは
品質評価の目安、つまり希少性の評価でしか
ありません。

世の中でどれだけ希少性が高いか
ということです。

もちろん、選ぶときの目安にはなります。

人間でいうと、
身長、体重、胸囲といったところ。

ダイヤモンドは
30億年前から9億9000万年まえに
地球でできた奇跡の宝石。

ふたつとして同じ物はありません。

ダイヤモンドとの出会いは、
いってみれば、人との出会いみたいなものです。

美しいと思う基準は、人によって違います。

とても主観的なものです。

実物を自分の目でみて

美しい!

と思うものを選ぶのが
いいと思います。

 

 

ダイヤモンドの4Cって何?

キレイに輝くダイヤモンド。

きちんとした知識をもって選びたいけど、
違いがよく分からない。

納得して選びたい!
という方のために

ダイヤモンドの選び方について
お話ししたいと思います。

まずは、基礎編。

ダイヤモンドの4Cというグレードについて。

ある程度以上のレベルのダイヤモンドには
4Cというグレードがついてきます。

4Cというのは、
ダイヤモンドの品質の評価基準のこと。

カラット(Carat)、カラー(Color)
クラリティ(Clarity)、カット(Cut)

4つの頭文字のアルファベットのC
をとって4Cと読んでいます。

この4Cの組み合わせにより、
品質評価がされるのです。

 

 

4Cについて〜Carat(カラット)

Carat(カラット)とは、 大きさではなく重さのこと。
1ct(1カラット)=0.2g になります。

0.2g

1gに満たないこの重さ。

ラウンドブリリアントカット (丸いダイヤモンド)
の直径でいうと

1ct=6.5mm
見ると意外に大きい。

キラキラしているとやはり大きく見えます。

ちなみに

0.5ct=5.1mm
0.25ct=4.1mm

です。

そもそも、
なぜカラットを使うのか?

由来をひもとくと、
さかのぼること、古代インドの時代。

当時ダイヤモンドの軽量するときに、
カロブ樹の実(イナゴ豆)を分銅として
使ったことに由来しているのです。

イナゴ豆一つが1カラットに相当。

古代ギリシア語で イナゴ豆はケラシオン。

ケラシオンの語意が変化して カラット となったようです

4Cについて〜Color(カラー)

Color(カラー)とは、
ダイヤモンドの色のこと。

 最高級のランクはDカラー。
無色透明の色とされています。

そこから、E、F、G、H~Zまで分類され、
だんだんと黄色の色味が強くなります。

実際に目で見て
これはDカラー!
これはFカラー!
と当てるのは
はっきりいって難しいです。

 

色を評価するときは、
基準となる石(マスターストーン)
というものがあります。

D、E、F、と各々のダイヤモンドのレプリカがあり、
それと比べることで、
色見の判断をします。
また、色を見るときの光源も重要な要素。


一般的に、午前中の北からの自然光が
色を見るのにはいいとされています。
もしくは、自然光の差し込むところで
ダイヤモンドを色を見るのがいいでしょう。

暗いところで、ショーケースで強いスポットライトが
あたっているようなお店でダイヤモンドを見る場合は注意が必要です。

過去に、暗いバーのようなところで
「このダイヤモンドの色を見てください
黄色いですか?」と聞かれたことがあります。
これは無理です。

正確に評価するときは、
一定の光源のもとで
マスターストーンと比較して
カラーの判定は行うのです。

 

イケダでは、すべてのマスターストーンはありませんが、
いくつか本物のダイヤモンドの色サンプルがあります。
お店のスタッフに聞いてみてください。

 

4Cについて〜Clarity(クラリティ)

Clarity(クラリティ)とは
ダイヤモンドの透明度の等級のこと。

ダイヤモンドは天然のものなので、
インクルージョン(内包物)があります。

インクルージョンの有無、大きさ、位置、数、
性質を総合的に判断して評価されます。

10倍のルーペで見て、
FlawlessからI3まで
11段階に等級分けされます。

 

Flawless         無キズ

Internally Flawless   内部無キズ

VVS1          10倍のルーペで見て発見が非常に困難
VVS2          

VS1           10倍のルーペで見て発見が困難
VS2

SI1            肉眼で発見ができる
SI2

I1             肉眼で見ても簡単に発見できる
I2
I3


要は、ダイヤモンドにインクルージョンという内包物が
少なければ少ないほど等級がよくなるのです。

注意したいのは、

同じグレードでも
インクルージョンの種類、大きさ、
位置、数などが
全然違うということ。

インクルージョンの種類でも
黒いカーボン状のもの、
白いキズのようなもの、
点のようなもの、
全体にボヤッとしたものなど。
いろいろな種類があります。


インクルージョンの位置でも、
ダイヤモンドの中心に位置するものもあれば、
ダイヤモンドの外側にあるものもあるんです。

これは難しい…
 

ですから、
Clarityについては、
お店の人に聞いてみるのが
いいと思います。

ブライダルリングは一般的にVSクラス以上のものが
オススメだと言われています。

 

 

4Cについて〜Cut(カット)

最後のCです。

ダイヤモンドは、美しい輝きと光沢を楽しむもの。
4つのCのなかでも、カットは唯一人間の手が
加えられた最も重要な要素です。

EXCELLENT(エクセレント)

VERY GOOD(ベリーグッド)

GOOD(グッド)

FAIR(フェア)

POOR(プア)

の5段階で評価されます。

評価は、

A プロポーション(ダイヤモンドの形 寸法で計測される)

B フィニッシュ

ポリッシュ(面の仕上げ)

シンメトリー(対称性 面の位置、形状の仕上げ)

と細かく分類。

プロポーション、フィニッシュ、シンメトリー

全てエクセレントのものを

トリプルエクセレント(3EX)

と呼びます。

カットの評価は、近年実施されたもので、
昔は評価されませんでした。

なぜなら、美しさ、輝きは
見る人、扱う人の主観で決まるから
評価できないということのようです。

カットを見るときは、
ダイヤモンドをルーペで覗いてみます。

余談ですが、
宝石屋のスタッフは商品を見るときは
ルーペでよく見ます。

ルーペは通常10倍の倍率のものを使っています。

覗くことでいろいろな情報が分かるのです。

商品が油で汚れていないか、
留めてある爪が緩んでいないかなどなど。

ダイヤモンドの場合は
ダイヤモンドが汚れていないかを確認した上で、
インクルージョン(内包物)の状況、
カットを見るのです。

 

 

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