(ちなみにカラットは、宝石の重量を表す単位で１ｃｔ＝０.２ｇです)

この袋（パーセルという）を開けて、
宝石をチェックします。

宝石の個人的な見方はというと、

ぱっと開けたとき、感性に訴えかけてくるものかどうかは、とっても大切な要素。やはり美しい宝石は美しいです！！

次に、客観的に見ます。

チェックポイントをまとめると、

• 美しさはどうか（S　A　B　C　D）
  具体的には、モザイク模様の美しさがあるか、
  色ムラがないか、形がきれいかなどで判断します。
• 色の濃淡はどうか（７　６　５　４　３）
  産地によって色の特色はありますが、色のトーンで判断します。
  光源も重要です。
• サイズはどうか。
  カラット数がどれぐらいあるのか。
  もちろん、大きいほうが希少性は高く光を多く受けるので輝きがあります。
• 欠点はないか。
  クラックや、厚みがない石だとワレや欠けのもととなるのでチェックします。

その２　ピンセットで宝石をつまんで内包物
（インクルージョン）などキズの有無を
ルーペでチェック。

ひと通り、肉眼で見たあとは、
ピンセットをつかって宝石をはさみ、
ルーペでチェック。

例えば、ブルーサファイアは色の色帯があるので
これを探します。
（色の帯みたいな跡がある）

その３　肉眼でいろいろな方向から見る。

さらに気に入ったときは、
上から見たり、下から見たり、手の上に置いてみたりして雰囲気を味わいます。

上記の作業をひたすら繰り返します。

今回は、２００個以上はあるので、ひとつひとつ見るのは大変な作業。

ですが、美しい宝石に出会うと
おおっと素直に感動します！！！

この感動がいいんです！！！

そうしていろいろな宝石を見て買いたい宝石を選びます。

翌日、応接？というか広間で椅子を置いた簡易スペースでの取引。

こわもての風貌ですが、親日家です。

さて、こちらも真剣勝負！

なので、この日は地元のロンジー（スリランカの民族衣装、スカートみたいなもの）
をはいて交渉にのぞみました。

選んだものの中でひとつ本当に美しい！
特品のピンクサファイアがあったのですが、これは高額で手が届かず。

いい宝石を買い付けることができました！！