【宝石コラム】ワカナ真珠買い付け紀行2026(買い付け編)
【はじめに】
今年もワカナ真珠の買い付けで、福岡県と長崎県壱岐に出張しました。
目的は、ワカナ真珠の買い付けと真珠の養殖場の視察。

「今年の真珠の出来はどうだったか?」
「綺麗な真珠が買い付けできるか?」
そんなことを考えながら、毎年ワカナ真珠の買い付けをしております。
【ワカナ真珠とは?】
初めて読む方のために、
まずは「ワカナ真珠とは?」からお話しします。
ワカナ真珠とは、長崎県壱岐の上村真珠とメーカーが合同でプロデュースしたアコヤ真珠のブランド。
3つの特徴があります。
(1)長崎県壱岐で養殖された真珠であること。
一般的には、全国から集めてきた真珠で組むことが多い中、長崎県壱岐の養殖場のみで養殖された真珠を使用しています。
(2)無調色であること。
一般的には、色を染色した調色真珠が多いのですが、ワカナ真珠はシミや汚れを取り除いただけの無調色にこだわっています。
無調色真珠は、自然のままの真珠。人に例えると、「お化粧していないすっぴん肌」真珠本来の色の美しさを感じられます。
(3)巻きが厚い真珠であること。
一般的には、養殖期間が7ヶ月から9ヶ月の「当年物」が多いなか、ワカナ真珠は「越物(こしもの)」と呼ばれる、通常よりも1年多く養殖期間をとっている真珠を使用。変形するリスクがある反面、巻きが厚く照りがあります。
ワカナ真珠とは、長崎県壱岐で生まれた無調色で巻きの厚い、特別なアコヤ真珠なのです。
ちなみに上村真珠は、真珠のトップブランドにも真珠を供給しているとのことです。
そして、真珠には個体差があります。大きさ、色、照り、キズ、連相(ネックレスの一つ一つの珠が揃っているか)などがひとつひとつ違います。
弊社は、浜揚げした新しい珠が出てくるこの時期に、毎年現地に行き、綺麗なアコヤ真珠を厳選して買付しているわけです。
【いざ買い付け会場へ!】
前置きが長くなりましたが、いよいよ本題の真珠買い付け編です。
朝一番に、福岡市内某所での買い付け会場へ。
梅雨の谷間で天気は曇りでした。

会場には、たくさんのアコヤ真珠が用意されています。この中からベストな真珠を買い付けします。

【ベストの真珠をどうやって選んでいるか?】
さて、実際の買い付けの時、「ベストの真珠をどうやって選んでいるか?」をこっそりお教えします。
答えは、
ワカナ真珠を買い付けの時は、照りのあるベストのワカナ真珠ネックレスのサンプルを持参して、これと比較する。
こうすることで、ベストのワカナ真珠ネックレスを選ぶことができるのです。
宝石は、照明や太陽光線の程度によって、見え方が変わってきます。特に海外での買い付けは紫外線の量が違ったりするので、海外で買い付けた宝石を日本で見たときに「あれっ(汗)?」ということになる可能性があります。日本国内なので、そのようなことはあまりありませんが、実際の宝石と比べることで、そのようなリスクを避けることができるのです。
【買い付けスタート!】
早速買い付けスタート。
一つのネックレスが何本の束になっています。この中から一つ一つのネックレスを見ていきます。
まだ金具の付いていない製品になっていない状態です。

大量の中から、一つ一つの真珠ネックレスを持参したサンプルを比較して、真珠の照りはどうか、色はどうか、形はどうか、連相は揃っているか(珠が揃っているか)を検討していきます。

写真の一番下が、持参のサンプルです。
いいと思ったものは、ネックレスを縛って選んだ印とします。
一つ、一つ、色、照り、形、キズ、連相チェック。
非常に根気のいる作業です。。。
【美しい真珠とは?】
一番大切なのは、「真珠の照り」
美しい真珠は、「鏡のように自分の顔が映る真珠」
光沢を放ち力強く美しいものです。
照りの強い真珠は、選んでいると吸い込まれそうな魅惑的な美しさがあります。真珠の魔力というものでしょうか。
実際に、照りの良い真珠ネックレスを着用すると、ぱっと顔が明るく血色の良い雰囲気を出します!
【ワカナ真珠ネックレスの買い付け終了】

今年の真珠の感想としては、比較的ピンク系のワカナ真珠が多かったです。全体的には、高品質の真珠でした。
たくさんの中から、照りのある綺麗なワカナ真珠ネックレスを選ぶことができました。10本の中から2本ぐらいの割合で選んで、買い付けしました。
プロの目から見て自信を持ってオススメ出来るものだけを選んだので、ぜひ店頭でご覧いただけたらと思います。
ワカナ真珠についてはコチラ
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【宝石コラム】ワカナ真珠買い付け紀行2025(養殖場視察編)
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